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  • お客様の店舗に商品を陳列させて頂き、売り上げた分の代金を回収する委託販売業。

    東日本を中心に衣料品の委託販売を手がけており、今回モビロー委託販売業システムを
    導入し、活用されている有限会社マルヤマシルク代表取締役の丸山文健氏に伺いました。



    倉庫内の様子
    当社のコンピュータ導入は30年ほど前に遡り、富士通のオフコンから始まり、その後ミロク経理のオフコンを使いました。
    当時は営業マンの手書き伝票をオフコンに入力して売上管理を行っていました。

    時代はパソコンに変わり、ノートパソコンとプリンタを営業マンに持たせて手書き伝票をなくしたいと考え、色々なパッケージソフトを検討したり、ソフトメーカーに問合せをしました。

    しかし、委託販売に特化したシステムは見つからず、仕方なく配置薬向けシステムを少しカスタマイズしてもらい使っていました。
    営業マンはノートパソコンを持ち歩き、お預け書や精算書・領収書もプリンタから印刷できるようになり大きな不満は無かったのですが、 商品の委託や精算の時は営業マンが商品を上代別に手作業で数えていましたので、数え間違えが度々発生していました。 また、精算時に商品を上代別に仕分ける作業も精算に時間が掛かる原因になっていました。

    営業マンを信用していない訳ではないのですが、過去に実際に不正を働いていた営業マンもおり、数え間違いなのかごまかしなのか判らず、 これは、コンピュータ導入当初からの悩みの種で、オフコンでもパソコンでも今のままのシステムでは不正をされてもなかなか発覚しずらい と言う面がありました。

    倉庫内の在庫管理でも同じ事が言え、商品を仕入た、内職さんに商品を出す戻す、営業マンに商品を出す戻すなど、商品の出し入れの度に 手作業で商品を数えていますので、数え間違えや紛失による不明在庫の多さには頭を悩ましていました。

    色々考えた末に、商品一点一点にバーコードラベルを貼り管理できないものかと考えましたが、当時お付き合いしていたソフトメーカーに 相談したところ、今のシステムを単品管理には簡単には改造できないし、営業さんが持つ端末に単品データを入れることは到底無理である、 と断られてしまいました。

    どうしたものかと途方に暮れているとき出会ったのがモビローでした。




    商品を数えると言う作業自体は無くすことは出来ませんが、商品に貼ってある バーコードをピコピコ読み込んで行くだけですので数え間違えと言うミスはほとんどなくなりましたね。

    営業マンについては、導入当初は商品のバーコードを一点一点読み込む作業に時間が掛かっていましたが、 慣れるにつれて今は以前よりずっと早い精算が出来ています。
    やはり、何も考えずにひたすらバーコードを読み込めば精算書が出てきますから、営業マンからも慣れれば 以前よりずっと楽だと言う声が聞かれます。

    また、モビローはいつ仕入れて、いつ倉庫から出て、いつお客様に置かれて、と言うような商品の移動履歴を 一点一点追跡できるので、一旦不明な在庫が出ても移動履歴を見ると置きミスが特定できるのでとても重宝しています。
    これも商品一点一点の単品管理が実現できたからだと考えています。
    モビローで在庫管理

    倉庫についても同様にひたすらバーコードを読み込めば伝票が印刷されますので、間違いが減り、同時に作業の能率が良くなりました。 当然の結果として不明在庫が激減しました。

    それから営業マンは気が抜けなくなりましたね。
    モビローの単品管理システムの仕組み上、使い込みやごまかし等の不正が出来るスキが無くなりましたから。

    モビローには携帯電話回線を使ったデータ通信機能があり、お客様を1件回る度に本社にデータを送るように指導しています。

    以前は当日の夜にならないと営業マンのデータが揃わなかったのですが、今では日中でも営業マンが今どこら辺を廻っていて、 売上がどの位で、集金はどの位で、在庫がどの位でというのが判りますのでサボっていられないですね。営業マンはつらいですけれど・・・(笑)

    今では、マイコネクトを自分が持ち歩くノートパソコンに導入したので、 自宅に居ても、出張していても、本社にあるホストコンピュータに接続し、いつでも最新の売上状況や在庫状況が見れるようにしてあります。


     
    モビロー端末セット
    営業用端末に関しては、営業マンのルーチンワークに必要なものは全て揃っていますし、ポケットコンピュータと言う物の処理能力から考えて これ以上ないと思っています。

    ここに来て倉庫も営業も在庫数がしっかりして来ましたので、先日開発部の方にお願いして出庫配分表を追加で作ってもらいました。

    これは倉庫にある商品を営業向けに出庫する際、どの営業マンにいくつ出したら良いのかを自動的に配分する表で、数に限りある商品を 売れている営業マンには多めに、売れていない営業マンには少なめに、また手元に在庫が豊富にある営業には出庫してしまわないように 最適な在庫の配分を実現するのに活用していきたいと思っています。

    今後としては、せっかく蓄積してきたデータを活用するためにも、前年対比ですとか、月別に商品の売上傾向を見るとか、統計表や分析表 の類を充実させて、売上あるいは仕入れに活かして行きたいですね。

    取材日:2008年10月